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自分の勤務する某私立大学の様子を素材に、アラフォー世代教員の立場から、最近の大学改革の動向や大学教育の在り方について考察するブログ。不定期更新、こちらからの一方的な情報発信のみ。


by gogo0618

実質的に給料目減りの傾向

昨日、私の今年度の給料について、本俸や諸手当、住民税や所得税の額、共済組合の掛け金などを含め、自分で計算してみた。
毎月の自動積立貯金の額があるのと、税源委譲の関係で住民税の額が変わるのとで、結果的には今年度の昇給があっても、昨年度となにも変わらないということがわかった。
しかし、昨年度と比べて、今年度は担当科目も学内業務もまた増えた。
とすれば、実質的に給料目減り、労働強化の傾向といわざるを得ない。
うちの大学は、教員の場合、年功序列制の基本給部分が確か7~8割くらいに、諸手当などの職務に応じた部分が2~3割という形での給与体系だが、これだと30代くらいの若い層の教員ほど、いろいろ仕事をやらされているわりには給与が少ないという形になる。
これでせめて休暇が自由に取れるとか、なんらかのメリットがあればまだ許せる。
しかし、学内業務も担当科目も増えれば、休みたいと思っても休めないし、グチも言ってられない。
かといって、私は年配の教員の給料を削れ、ということをいうつもりもない。それをいうと、先々自分たちのクビをしめていく。自分たちだって勤続し続ければいつか年配の教員になるのだから、そういうことはあまり言いたくない。
しかし、私の同僚教員、特に同世代教員のなかには、露骨に「働かない年配教員を辞めさせろ」とぼやいている人もいる。一方で「そういうなよ」と彼らにいいつつ、「気持ちはわからなくもない」と思う自分がいる。
こういう不均衡が学内的に累積されていることを、大学経営陣や年配の教員はどう考えているのだろうか。
by gogo0618 | 2007-05-18 10:58 | 私の意見