自分の勤務する某私立大学の様子を素材に、アラフォー世代教員の立場から、最近の大学改革の動向や大学教育の在り方について考察するブログ。不定期更新、こちらからの一方的な情報発信のみ。


by gogo0618
これは、私が知っている某大学の話です。
その大学にいる某教員ですが、正直、「もう、早く休んだほうがいいんじゃない? これ以上、仕事を続けるのは限界だよ」って思う人がいます。
以下、仮にA氏とします。

このA氏、かつては大学改革の先頭を切って、いろんな役職について、がんばってきました。そのときのA氏の奮闘ぶりそれ自体については、批判しようとも思わないし、「ほんとうにごくろうさま」というしかありません。
しかしそのA氏、今は学内での役職からはずされて、一ヒラ教員として仕事をしています。
まぁ、それも大変残念なことですが、私は「やむをえないな~」と思うところもあって、一時期は「なんとか、復活のチャンスがあればなぁ」と思ったりもしていました。

でも、もう、このA氏に関する情報をいろんなルートから見聞きするたび、今となっては「はやいこと、大学の教員自体、辞めたほうがいいんじゃない?」「少なくとも、思い切って大学をしばらく休んだほうがいいんじゃない?」って思ってしまうようになりました。

というのも、やっぱり、間接的に聞いている情報では、この数年間の大学改革の仕事を熱心にやりすぎたせいか、心身ともにつかれきっていて、A氏は授業に出てくるのもやっと、という様子が伺えるらしいのです。
「そんなにカラダもココロもつらいなら、せめて半年、できれば1年間、Aさん仕事休んだら?」「あんたの担当科目、1年くらい代打でやってくれる教員、いるだろ~」と言いたくなるんですが・・・・。

それから、そんなA氏の疲れきった様子を見ていて、学生たちが動揺しているらしいです。
その話を聞いていて思うのですが、「この先生、先々倒れるんじゃないか・・・・」と思いながら日々のゼミ指導などを受けている、その学生にしてみても、A氏が心身ともに疲れてきってる状態って、よくありません。
そして、その疲れきったA氏が何かあるたび、学生を前に感情的に不安定になってみたり、あるいは、「俺は早いことサバティカル(研究休暇)に出る」というようなことを口走ったりなんかすると、余計に学生たちは不安に感じるでしょう。
おまけに、こんなに疲れた状態でいるならば、おそらく学内の諸会議にも出られないだろうしし、その分、情報や認識の共有にズレができるから、まわりの教職員との関係もギクシャクしてくるんじゃないでしょうか。
そして、一時は脇で見ていて、「この大学を日本一にしたいんや」などと豪語していたA氏の姿を知っていると、私が間接的に聴く今のA氏の姿はほんと、やつれはて、落ちぶれたなあっていう印象を持ってしまいます。

そんな、ある意味で「みじめ」な状態になっても、このまま仕事を続けさせているのがいいのかどうか。ご本人も、そこまで疲れきっているにもかかわらず、相変わらず授業やゼミなどを抱え込んでいる、それでいいのかどうか。そして、A氏自身が「休みたい」と率直に自分の実情をまわりにつたえ、周囲の教職員や学生の理解を得て休まないでいいのかどうか。もっというと、これからこの大学で仕事を続けるだけの気力・体力が残っているのかどうか・・・・。

そんなことが、どうしても脇でA氏の話を聞いていると、気になってきますね。
そして、教員をこんな状態に追い込むような、そんな大学改革のあり方がほんとうにいいのかどうか。結果的に、大学にとってマイナスにしかなってないんじゃないかと思えてくるわけです。
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# by gogo0618 | 2006-04-23 10:48 | 私の意見

このブログの効用

ここのところ、久々にこのブログに書き込む時間が取れるようになってきたのと、ある中小私立大学という職場で中堅どころくらいにまで勤務年数が増えてきて、だんだん思うことも増えてきたのもあって、言いたいことが次々に出てきています。
このブログに何か書くことは、日々の大学での仕事のなかで消耗していく一方の自分を立て直すために、ある意味で今やっていることのなかでも特に学内業務のことを見つめなおし、整理していくことにつながっています。
また、今の大学を取り巻く状況に対して、自分のアタマとココロを研ぎ澄ませ、批判感覚を保持していくために、とっても役に立っているような気がします。
そして、そのブログを見ている人が、例えば先週火曜日(18日)だと延べ約170人近くもいるということで、「あ~、私って孤立してないんだなぁ~」って思う、そんな効果もあります。
一時期は「守秘義務」なんかも意識したので、アクセス数が多いとちょっとビビッていた時期もあったのですが、「もうそんな心配するよりも、むしろ、現場で働く我々教員や事務スタッフがこんなに苦労するような、そんな私立大学運営や国の大学行政はおかしいんだ、ということをみんなに知ってほしい」という気持ちの方が強くなってきました。
だから、たぶんあいかわらず不定期更新という流れにしかならないと思いますが、今後も気づいたことをどんどん書き綴って、公開していこうと思います。
ただし、私はこのブログ「自分のために書いている」ので、ほかの人と議論する気はぜんぜんありません。だから、「コメント・トラックバックの受付不可」ということは、今後も継続します。自分の思うことを書けたらそれでいいので、ほかの人とやりとりしようとまでは、今は望んでいませんから。
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# by gogo0618 | 2006-04-23 10:29 | 雑感
前々回のこのブログにも書きましたが、ほんとうに各大学で進んでいる「嘱託」や「契約」という形での事務職員の雇用、これをなんとかしないといけないのではないか・・・・という気がしています。
こういった雇用形態があること自体を全部ダメという気はないのですが、その雇用形態を大学経営者が「乱用」して、「人の使い捨て」みたいなことをするのだけは、やっぱり許したらいけないのではないか、という気がするのです。
例えば、これは他大学で「嘱託」の事務で勤務していた私のある知人の例ですが、そこの大学での正規職員としての雇用の話をダメだと言われ、その上で嘱託としての雇用期間の打ち切りも、契約の切れる1ヶ月前ぎりぎりの段階で言われたため、この春から「失業」ということになってしまいました。
もちろん、この人の場合、1ヶ月前に言えば契約を打ち切れるという、そういう契約であることは確かに嘱託採用時の契約書には書いてあったらしいので、これは完全に非合法とはいえないのでしょう。
でも、道義的に見て、こんな形で契約を打ち切られたら、この嘱託勤務の知人、今月からどう暮らしていけばいいんでしょうかね。少なくとも、正規雇用をする意志と同時に、嘱託としても来年度の契約の意志がないこと、それはもっと前から言わなければ、この人の生活設計、ぐちゃぐちゃになってしまうでしょう。
しかもこの人、1年そこそこでこんな話になるのではなく、3年も4年もここで嘱託として勤務していてこの扱いですから、「まじめにやるだけ、ここの大学では、嘱託や契約職員なんていう形態で働くのは損」ということになりかねません。ほかの同様の雇用形態の人たちの「やる気」にも、多大な影響が生じるんじゃないでしょうか? 経営的に見ても、そうなったらマイナスのはずです。
そして、この知人が3年も4年も働いているということは、大学経営者側も、その人の実力を認めているということなのでは? だとしたら、なぜ「嘱託」から「正規雇用」ができないのでしょうかね? この雇用打ち切りに、どういう合理的根拠があるのか、よくわかりません。
私には、どう考えても、知人からの話を聴く限り、この大学の事務系スタッフの雇用のあり方、おかしいとしか思えないんですよね。というか、「こんな人事管理していたら、この大学、教員よりも前に、事務方から経営が崩壊するんじゃない?」って思ってしまいます。
そして、これはあくまでも他大学の知人の例ですが、そんな兆候が私の勤務する大学にも見え隠れしはじめているとしたら・・・・、考えただけで、先々、ぞ~っとします。
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# by gogo0618 | 2006-04-21 23:47 | 私の意見