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自分の勤務する某私立大学の様子を素材に、アラフォー世代教員の立場から、最近の大学改革の動向や大学教育の在り方について考察するブログ。不定期更新、こちらからの一方的な情報発信のみ。


by gogo0618

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また毎年、正直なところ「ウザイ」時期がやってきた。
何がウザイかというと、授業評価アンケートである。

最初に断っておくが、別にアンケートを「とるな」というつもりはない。

ただ、「なんのためにこれやってるのか、よくわからない」にもかかわらず、毎年、ある時期になると「やらねば」ということで授業時間がとられ、その準備に教員や事務職員の手間がとられ・・・・。

まるで、「やること自体が目的」のような授業評価アンケートのような気がして、「だったらやめろ」と言いたくなるのである。

正直、数年前、たったひとり~せいぜい数人しか受講生のいない大学院生のゼミ、大学院の講義科目にまで、授業評価アンケートの実施を求められたときには、「ええかげんにしろよ」と思った。
また、アンケートはもともと調査方法として、受講生が一定数(例えば100人以上、せめて30人以上)いるケースには適切かもしれないが、例えば学部生の卒論ゼミのように10人くらいしかいないケースなんかで「やる意味があるのか?」と思ってしまう。

おまけに、きちっと授業評価アンケートをとって、その結果を例えば大学のカリキュラム改善に反映させたり、教員のFD活動に役立てたり、さらには(こういう趣旨でのアンケート利用には賛否両論あるし、私自身も複雑な思いがあるが)教員の教育実績の評価に使うというのであれば、まだ私にも理解できる。

しかし、毎年、分厚い電話帳のようなアンケート報告書をつくるだけつくって、それでおしまい。
あの膨大なアンケート実施に向けての教員・事務職員の労力をつぎ込んで、電話帳のような報告書を1冊つくったらそれでおしまいというのなら、「その労力を日々の授業改善、研究の仕事につぎ込んだほうがまし」と思ってしまう。

要するに、「大学としてどういう教育改革をしたいのか?」とか、「これからどんなカリキュラム改善をしたいのか?」、はてまた「どんなFD活動をしたいのか?」という理念も展望もないなかで、ただ「アンケートだけとっている」というのは、時間と労力と紙と予算のムダ以外の何者でもない、と思うのである。

こういうバカげた仕事に大学の教員・事務職員の労力を使わせない。それも立派な大学改革だと思うのだが。
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by gogo0618 | 2007-12-15 21:10 | 私の意見