自分の勤務する某私立大学の様子を素材に、アラフォー世代教員の立場から、最近の大学改革の動向や大学教育の在り方について考察するブログ。不定期更新、こちらからの一方的な情報発信のみ。


by gogo0618

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このブログを見ていると、全国各地の大学で、大学教員(非常勤講師などを含む)の雇用や労働条件などをめぐって、いろんな問題が起きているようですね。
「うちの大学だけじゃないんだ」と思うと同時に、「これだけあちこちの大学で労働条件や雇用をめぐって問題が起きるとするならば、これはやっぱり、背景要因となる問題があるはず。それってやっぱり、この何年かの国家レベルでの大学改革が引き起こしている問題なんじゃないか?」と思ってしまいます。
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by gogo0618 | 2007-06-23 20:15 | 雑感
うちの大学でも、数年前に設置した新しい学科を含め、私の所属学部をもう一度再編しようという計画が持ち上がっています。これは前にも書いた、まるでペットフードのラベルをはりかえて「おいしくなりました」というような、そんな戦略に近いところから出発しているのですが。
もちろん、これにともなって教員配置を見直したり、カリキュラムの変更が起きたりするわけですし、そのために新たな会議を開いたり、書類を書くことも増えたりするわけです。次々に改革をすることによって、教員にさらなる負担増を呼び起こすというのは、こういうことですね。
そして、その改革が度重なってくる、つまり、朝令暮改的に大学改革をやっていると、その改革のリーダー的存在の教員ほど疲れてきます。あるいは、せっかく精魂こめて作り上げてきた新しい学科やカリキュラムを、また何年かたてばすぐに見直し、改変するという作業をしていると、だんだん「まじめにやってるのがばかばかしくなる」という、教員の気分も生まれてきます。
こうして、朝令暮改的な大学改革を続ければ続けるほど、大学教員の意欲は低下し、まともな教員ほど疲れ果てて仕事ができなくなり、その結果、ハデな広報・宣伝のわりには、各大学の中身の面での活性化はますます遠のく、ということにもなりかねません。
こういう大学改革のあり方は、ほんと、さっさとやめてほしいですね。
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by gogo0618 | 2007-06-17 16:28 | 私の意見
安倍政権が鳴り物入りで始めた「教育再生会議」ですが、どうやらまたほんとうにしょうもない大学・大学院改革の提案を出したようです。
「教育再生会議」は今後、大学・大学院に競争的秩序を導入したいようですが、それってこの10年くらいの日本の大学改革のなかで、ずっとやりつづけてきたことではないですか。
その結果が、今の日本の大学・大学院のこの迷走ぶり。

はっきりいって、「学生が確保できりゃなにやってもいい」とか、「経営が維持できるのであればなんでもあり」みたいな、そういうむちゃくちゃなことを生み出す大学改革の、いったいどこがいいのか。
「美しい国」を目指したり、「科学技術立国」を目指したりすることを本気で考えるのであれば、まずは「これ以上の大学いじりはやめる」ということから始めるべきではないのか。

そのときの政権中枢にいる人間が、
自分の人気取りや気分しだいで、
大学を含めた教育をいじくりまわすのは、
もうやめてほしい。


それが、安倍政権に対して私のいちばん言いたいことです。
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by gogo0618 | 2007-06-04 20:36 | 私の意見