自分の勤務する某私立大学の様子を素材に、アラフォー世代教員の立場から、最近の大学改革の動向や大学教育の在り方について考察するブログ。不定期更新、こちらからの一方的な情報発信のみ。


by gogo0618

「ラベルが変わっておいしくなりました」方式

その昔、たしか缶詰ペットフードのTVコマーシャルだと思うが、「ラベルが変わっておいしくなりました」というせりふがあったかと思う。
イヌやネコが食べるペットフードのCMだから、我々が別に食うわけじゃない。だから、缶詰のラベルがはりかえられたからといって、中身がおいしいかどうかはわからない。
でも、「ラベルが変わっておいしくなりました」と連呼されたら、何か「変わった、新しくなった」というような印象を受ける。
それにしても、「おいしくなった」って、どうやって確かめるんだろう?

昨今の大学改革の中身も、もしかしたら、この「ラベルが変わっておいしくなりました」というような話に近いものがあるかもしれない。
例えば、従来の法学部・政治学部と、最近でてきた「政策学部」などは、どこがちがうのだろうか?
周りから見ていると、既存の法学部や政治学部のなかに「公共政策学科」とか「公共政策コース」などのようなものがあれば、あまり「政策学部」とのちがいはわからない。
ましてや、「政策学部」と、このところあちこちにできている「政策科学部」「政策創造学部」「総合政策学部」「現代政策学部」のちがいはなんなのだろう?
少なくとも、この領域の研究者ではない私にしてみると、他大学の話ではあるが、そのコンセプトのちがいがよくわからない。
となると、各大学ホームページなどを見て、個々の教員の専攻分野などを見て、「これって、法学部や政治学部の『いま風』の名称変更では?」「ラベルが変わっておいしくなりました、というだけ?」という風に思ってしまうのである。
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by gogo0618 | 2007-04-07 11:01 | 私の意見