自分の勤務する某私立大学の様子を素材に、アラフォー世代教員の立場から、最近の大学改革の動向や大学教育の在り方について考察するブログ。不定期更新、こちらからの一方的な情報発信のみ。


by gogo0618

嘱託や契約という事務スタッフの雇用形態の乱用

前々回のこのブログにも書きましたが、ほんとうに各大学で進んでいる「嘱託」や「契約」という形での事務職員の雇用、これをなんとかしないといけないのではないか・・・・という気がしています。
こういった雇用形態があること自体を全部ダメという気はないのですが、その雇用形態を大学経営者が「乱用」して、「人の使い捨て」みたいなことをするのだけは、やっぱり許したらいけないのではないか、という気がするのです。
例えば、これは他大学で「嘱託」の事務で勤務していた私のある知人の例ですが、そこの大学での正規職員としての雇用の話をダメだと言われ、その上で嘱託としての雇用期間の打ち切りも、契約の切れる1ヶ月前ぎりぎりの段階で言われたため、この春から「失業」ということになってしまいました。
もちろん、この人の場合、1ヶ月前に言えば契約を打ち切れるという、そういう契約であることは確かに嘱託採用時の契約書には書いてあったらしいので、これは完全に非合法とはいえないのでしょう。
でも、道義的に見て、こんな形で契約を打ち切られたら、この嘱託勤務の知人、今月からどう暮らしていけばいいんでしょうかね。少なくとも、正規雇用をする意志と同時に、嘱託としても来年度の契約の意志がないこと、それはもっと前から言わなければ、この人の生活設計、ぐちゃぐちゃになってしまうでしょう。
しかもこの人、1年そこそこでこんな話になるのではなく、3年も4年もここで嘱託として勤務していてこの扱いですから、「まじめにやるだけ、ここの大学では、嘱託や契約職員なんていう形態で働くのは損」ということになりかねません。ほかの同様の雇用形態の人たちの「やる気」にも、多大な影響が生じるんじゃないでしょうか? 経営的に見ても、そうなったらマイナスのはずです。
そして、この知人が3年も4年も働いているということは、大学経営者側も、その人の実力を認めているということなのでは? だとしたら、なぜ「嘱託」から「正規雇用」ができないのでしょうかね? この雇用打ち切りに、どういう合理的根拠があるのか、よくわかりません。
私には、どう考えても、知人からの話を聴く限り、この大学の事務系スタッフの雇用のあり方、おかしいとしか思えないんですよね。というか、「こんな人事管理していたら、この大学、教員よりも前に、事務方から経営が崩壊するんじゃない?」って思ってしまいます。
そして、これはあくまでも他大学の知人の例ですが、そんな兆候が私の勤務する大学にも見え隠れしはじめているとしたら・・・・、考えただけで、先々、ぞ~っとします。
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by gogo0618 | 2006-04-21 23:47 | 私の意見